SEIKO5 Sportsmatic Delux 7606-7000をお買取りさせて頂きました。SEIKOのシリアル番号の意味とは?


SEIKOのシリアル番号が表す意味とは?

SEIKOの腕時計の裏蓋にはシリアル番号が刻印されておりますが、実はこのシリアル番号から時計が製造された年や月を知ることができます。時計を売却する際に、正確な製造年を特定することで、時計の価値を把握することができるかもしれません。

SEIKOのシリアル番号は基本的に6桁または7桁の数字で構成されており、それぞれ以下のような意味になっています。

  • 1桁目:製造年を表しています。たとえば、1桁目が「9」であれば1999年、2009年、2019年などの製造年が考えられます。
  • 2桁目:製造月を示しており、1〜9月はそのまま数字が使われ、10月以降はそのまま数字で表すと二桁になってしまうため、代わりに「O」(October)、「N」(November)、「D」(December)のようにアルファベットで表されます。
  • 3桁目以降:個別の製造番号(固有番号)で、その時計がどの順番で製造されたかを示します。

セイコーはおおよそ10年周期でモデルが変わるので、シリアル番号の最初の1桁目に示されている製造年は、10年単位がいつなのか示されていなくても、年代の特定が比較的容易です。例えば、「9」の場合は、1999年か2009年などいくつかの候補が挙がりますが、モデルを特定すれば、どちらの年代が正しいのかが分かるはずです。

実際のシリアル番号で調べるとどうなるか?

今回は、SEIKO5 Sportsmatic Delux 7606-7000をお買取りさせていただきました。この時計のシリアル番号は「5202812」でした。この番号を元に製造年や月を実際に確認してみましょう。

  • 1桁目の「5」:5が示す製造年は1965年、1975年、1985年などが考えられます。しかしSEIKOは10年ごとにモデルのサイクルがあると考えられるため、今回の5が示す製造年はこのモデルの時期的に1965年の製造となります。
  • 2桁目の「2」:製造月を示しており、この時計は2月に製造されたことがわかります。
  • 3桁目以降の「02812」:これは固有番号で、この時計がどの順番で製造されたかを示します。

このように、シリアル番号を読み解くことができます。

グランドセイコーの場合も一緒なのか?

グランドセイコーも、SEIKOと同様にシリアル番号から製造年や製造月を確認できます。基本的なルールは同じですが、グランドセイコーにはいくつかの特殊なポイントもあります。

たとえば、グランドセイコーのロゴは2017年以降に変更され、「SEIKO」のロゴがなくなり、「GS」のロゴのみが文字盤に表示されるようになりました。このため、シリアル番号に加え、ロゴの変更点からも製造年を判断することが可能です。

また、限定モデルの場合、シリアル番号は「〇〇〇〇/〇〇〇〇」といった特別な形式で刻印されているため、通常のモデルとは異なり製造年を直接確認することはできません。

まとめ

SEIKOのシリアル番号には、その時計がいつ製造されたかを知るための情報が示されています。お手元のSEIKOの時計のシリアルを調べてみるのも面白いかもしれません。

「この時計の価値が知りたい」「いつのモデルか分からないけれど査定してほしい」といったご要望がございましたら、ぜひお気軽に当店までお持ち込みください。あなたの大切な時計を、プロフェッショナルな目でしっかりと査定し、最適な価格でお買取りいたします。

査定は無料ですので、お気軽にご相談くださいませ。