MINTON(ミントン)のハドンホールのプレートをお買取りさせて頂きました。ミントンの食器の買取についてご紹介します。

イギリスの老舗食器ブランド「ミントン」のプレートをお買取りさせて頂きました。

今回は、ミントンのプレートをお買取りさせて頂きました。MINTONは歴史のあるイギリスの食器ブランドですが、現在は陶磁器としてのMINTONは新たに製造されていません。そこにはどのような背景があるのか?また、どのような価値があるのかについて簡単にご紹介させていただきます。

ミントンとはどんなブランドなのか?歴史についてご紹介!

ミントンは1793年にイギリスで創業された陶磁器メーカーです。創業者トーマス・ミントンが革新的な銅板転写技術を使って、中国式の絵柄を施した「ウィローパターン」で名を馳せました。19世紀に入ると、その製品は時のヴィクトリア女王から「世界で最も美しいボーンチャイナ」と称賛され、英国王室御用達の地位を獲得しました。

その後も技術革新を続け、「パリアン磁器」や「アシッドゴールド」といった技術で知られるようになりました。これらの技術はミントン製品に独特の美しさと価値をもたらし、芸術作品としても高く評価されています。

ミントンの代表的なシリーズとは?

ミントンの代表的なシリーズとしては、「ハドンホール」が世界的に有名です。今回お買取りさせていただいたプレートも「ハドンホール」のプレートとなります。このシリーズは1948年に発表され、その美しい花柄デザインで多くの人々を魅了しました。

他のシリーズとしては、「ティーサービスセット」や「ストロベリー・エンボス」などがあります。これらのシリーズはイギリスや日本だけでなく、世界中で愛されています。これらのシリーズは現在新たに生み出されることはありませんが、現在でも多くのコレクターや愛好家に高く評価されているシリーズとなります。

なぜミントンの製品が人気なのか?

2015年にミントンは事業を廃業しました。MINTONという名前を冠して販売される食品などはあるものの、陶磁器の販売はありません。現時点では新たに製造されるミントンの製品が存在しないため、現時点で市場に出回っている製品はすべてが限定された存在となっています。

新たに生み出されることの無いミントンの製品は、アンティーク市場やコレクターの間でさらに価値を増していくことが予想されます。特に「ダイナスティ」シリーズや「ハドンホール」シリーズなど、一部のシリーズの人気が高く、中古価格が上がることも予想されています。

日本でのミントンの人気は?

ミントンは、日本でも古くから人気があります。1950年代ごろ、ミントンの洗練された高品質な英国式の陶磁器は、新たに洋式の生活文化を取り入れようとしていた日本の消費者に魅力的に映ったようです。特に上流階級や外交関係者の間で、その洗練されたデザインが好まれました。

ミントンの食器は、百貨店や専門の輸入食器店で広く取り扱われていました。東京の銀座や新宿、大阪の梅田など、当時から流行の最先端を行くエリアの店舗多く見かけました。また、日本独自の需要に応えるために、特定のデザインやシリーズが限定で製造されることもあり、これが日本市場におけるミントンの特別感を高めていました。

当時の人気を裏付けるように、ミントン製のタイルが、日本の重要な建築物に使用されている例もあります。たとえば、東京の旧岩崎邸庭園(現在の三菱一族の邸宅)に敷かれている美しい柄のタイルは、ミントン製となっています。

ミントンの買取査定。気になった方はALPSTOREへ!

2015年に製造終了となったMINTONの食器は、今後の中古市場での価値が上がる可能性を秘めています。現在の買取価格が知りたい方は、是非ALPSTOREにご相談ください!査定は無料となっております。

MINTONの食器は、その人気やシリーズ、いつ頃のものなのか?によってお値段が変わります。また、付属品(箱)などがあり、且つ程度がよいものが買取価格は高くなりますが、付属品が無くてもお買取り出来る場合も勿論あります。

ご自身で価値を判断する前に、一度是非ご相談ください!