純銀製の銀杯をお買取りさせて頂きました。2024年現在の銀の相場についてご紹介します!
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2024年に金は最高値を更新。銀の相場はどうなっているのか?
今回は、純銀製の銀杯をお買取りさせて頂きました。銀杯は、純銀製であれば、シルバーとしてお買取りすることが可能です。近年、金相場が最高値を更新するなど話題となっていますが、シルバーの相場についてはあまりなじみが無いかもしれません。
過去の銀相場や2024年の銀相場の傾向についてご紹介いたします!
国内銀相場の最高値はいつだったのか?
日本における銀相場の最高値は1980年まで遡ります。この時は1gが346円(2024年平均は約130円)となりました。ただしこの金額は1979年から1980年の急激な銀相場の上昇によって記録されたものであり、その後、「シルバーショック」と呼ばれる大暴落となりました。
ちなみに1979年~1980年の一連の流れは「銀の木曜日」と呼ばれており、ある兄弟がきっかけとなっています。ハント兄弟と呼ばれるネルソンとウィリアム・ハントの兄弟は1970年代後半から銀の価格が上昇すると予想し、大量の銀を購入して市場に貯蔵し始めました。彼らの目的は、銀価格を操作して高騰させ、大きな利益を得ることにありました。
ハント兄弟の買い占めにより、銀の価格は1979年の1オンスあたり6ドルから1980年初頭にはほぼ50ドルまで上昇しました。しかし、彼らの活動によって市場が不安定になると、アメリカの商品取引委員会(CFTC)などの規制機関が介入し、銀市場の取引ルールを変更しました。
1980年3月27日、市場の新しい規制と流動性の問題が重なり、銀価格が急落しました。その結果、ハント兄弟は巨額の損失を被り、彼らの企業も破産に追い込まれました。この事件は、市場操作の危険性と規制の必要性を示す典型的な例とされ、その後の商品市場の規制強化につながりました。
シルバーショック以降の銀相場は?
日本では、1990年代から2000年代ごろまでは、1g20円台~40円台の時代が長らく続きました。その後2011年に1980年ほどではないにしろ、世界的に銀相場が50ドル近くまで上昇したため、国内相場も1g130円まで上昇をしましたが、長くは続きませんでした。
2012年から2019年ごろまでは下降基調が続き、平均で約80円台~50円台での推移にとどまっていましたが、2021年ごろから上昇基調となり、2023年には1g平均が100円を突破しました。
2024年の銀相場は?
2024年5月時点で1g平均が130円、最高値は170円となっており、1980年に次ぐ高値となっています。金相場の上昇に比例して、銀相場も好調である点が伺えます。
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2024年は、過去と比較すると銀相場は好調であると言えます。銀杯など、お手元に銀製品があって売ってもいいかも?と思った方は是非、査定に足をお運びください。
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