刻印の無い金は買取できる?見分けるポイントや買取の注意点についてご紹介!

金製品を売却しようとする際、「刻印がない金でも買取できるの?」と疑問に思う方は多いでしょう。
刻印がないと本物かどうか判断しにくいため、不安になるのは当然です。
しかし、刻印がない金製品でも買取可能な場合があります。

今回は、金製品に刻印がついていない場合の買取の可否や、見分けるための方法、注意点などを詳しくご紹介します。


1. 金製品の刻印とは?

金製品には、素材や純度を示す刻印が刻まれていることが一般的です。
この刻印は、製品の価値を証明するものであり、買取の際に重要な基準となります。

① 品位(純度)を表す刻印

金の純度は、一般的に**K○○(カラット数)**で表されます。
例えば、以下のような刻印が存在します。

  • K24(純金・99.9%)
  • K22(22金・91.7%)
  • K18(18金・75%)
  • K14(14金・58.5%)
  • K10(10金・41.7%)

日本ではK18(18金)がジュエリーとして最も人気があります。


② カラーゴールドを表す刻印

金は純金のままだと柔らかいため、硬度を上げるために他の金属を混ぜることが一般的です。
その結果、カラーゴールドとして以下のような刻印がつくことがあります。

  • WG(ホワイトゴールド)
  • PG(ピンクゴールド)
  • GG(グリーンゴールド)

これらの刻印は、買取時に重要な情報となるため、チェックしてみましょう。


③ メッキ加工を表す刻印

金メッキ製品も多く出回っており、以下のような刻印があるものは純金ではなくメッキ加工されたものです。

  • GP(Gold Plated):金メッキ
  • GF(Gold Filled):金張り
  • HGE(Heavy Gold Electroplate):電気メッキ
  • RGP(Rolled Gold Plate):圧着メッキ

これらの製品は金の含有量が少ないため、買取価格が大きく下がる、または買取不可となるケースが多いです。


2. 刻印がない金製品は偽物?

刻印がないからといって、必ずしも偽物とは限りません。
なぜなら、以下の理由で刻印がない金製品も多く存在するからです。

刻印がない理由

  1. 古い時代の金製品
     → かつては刻印をつける習慣がなかったため、アンティークジュエリーなどには刻印がないものもある。
  2. 長年の使用による摩耗
     → 金は柔らかい金属のため、摩耗によって刻印が消えてしまうことがある。
  3. 職人の手作り製品
     → 小規模な工房や個人のジュエリー職人が作った金製品には、刻印がない場合もある。

一方で、刻印がついていても偽物の可能性があるケースもあります。
例えば、金メッキ製品なのに「K18」などと偽って刻印されていることがあります。
そのため、刻印の有無だけで本物かどうかを判断するのは危険です。


3. 刻印のない金製品が本物かどうか見分ける方法

刻印がない金製品でも、本物の金かどうか見分ける方法がいくつかあります。

① 磁石を使ってチェック

金は磁石に反応しません
磁石を近づけてくっついた場合は、中に鉄やニッケルなどの磁性金属が含まれている可能性があります。
ただし、K14やK10などの金合金は、磁石に反応する可能性があるため、これだけで判断はできません。


② 色や質感をチェック

金の純度によって色味が異なります。

  • K24(純金):黄色味が強く、オレンジがかった色
  • K18(18金):ややくすんだ黄色
  • K14(14金):さらに明るい黄色

偽物の中には、光沢が不自然に強いものや、色味が安っぽく見えるものがあるので注意しましょう。


③ 重さを確認する(比重測定)

金は非常に密度の高い金属であるため、見た目のサイズに比べてずっしりとした重みがあります。
逆に、同じサイズでも軽く感じる場合は、金メッキや金合金の可能性があります。


④ 剥がれや変色がないかチェック

金メッキ製品は長期間使用していると、摩擦の多い部分が剥がれたり、変色することがあります。
本物の金は変色しませんので、表面に変色や剥がれがあればメッキ製品の可能性が高いです。


⑤ 試金石を使って調べる

試金石(しきんせき)という黒い石の上に金製品をこすりつけ、試薬をかける方法もあります。
純金であれば化学反応を起こさず、変色しません。
ただし、この方法は専門的な知識が必要なため、自宅で試すのは難しいかもしれません。


4. 刻印なしの金は買取できる?

結論から言うと、刻印がなくても買取可能な場合があります。
買取店では、専用の比重計やX線分析機を使用し、金の純度を正確に測定できるため、刻印がなくても本物の金であれば買取してもらえます。

買取の際に注意すべき点

  1. 信頼できる買取業者を選ぶ
     → 金の買取実績が豊富な店舗や、評判の良い業者を選ぶ。
  2. 査定を複数の業者で受ける
     → 一つの業者だけでなく、複数の買取店で査定を受けて比較する。
  3. 買取価格の相場を事前に調べておく
     → その日の金相場をチェックし、適正価格で売却する。

5. まとめ

刻印のない金製品でも、本物であれば買取は可能です。
買取店では、X線分析や比重測定を行い、刻印がなくても金の純度を判断できます。
一方で、偽物の金製品も多く出回っているため、事前に磁石テストや比重チェック、剥がれの有無などを確認することが重要です。

もし「刻印がなくて本物かわからない」と思ったら、まずはALPSTOREにご相談ください。無料で査定を致しますのでお気軽にご連絡くださいませ。