使い切れない株主優待券は売れる?株主優待券の買取についてご紹介

株主優待券は、多くの企業が自社株を保有する株主に対して提供する特典の一つです。旅行券や飲食店の割引券、交通機関の割引券など多岐にわたります。しかし、株主優待券を受け取ったものの、使い切れない場合も少なくありません。そんなときに気になるのが、「株主優待券を売ることができるのか」という点です。本記事では、株主優待券の買取事情について詳しくご紹介します。


株主優待券は売ってもいいの?

株主優待券の中には、「売買譲渡禁止」や「有償譲渡を禁止する」といった文言が記載されている場合があります。しかし、これらは企業が定めたルールであり、法律で売却が禁止されているわけではありません。そのため、法律的には株主優待券を売ることに問題はありません。ただし、利用規約を確認した上で、慎重に行うことをおすすめします。


株主優待券を売る際の注意点とは?

1. 使用者限定の優待券か確認する

一部の株主優待券は、本人のみが利用できる仕様となっています。例えば、イオンの「オーナーズカード」やコメダホールディングスの「KOMECA」などのカード型優待は、本人しか使えない場合が多く、譲渡や売却には注意が必要です。

2. 有効期限を確認する

株主優待券には有効期限が設定されていることが一般的です。有効期限が迫っているものは買い手がつきにくく、金券ショップでも買取不可となることがあります。買取不可とならなくても、期限が少ないものは安くなってしまいますので、少しでも高く売りたい場合には、期限が残っているうちに売却するのが賢明です。

3. 利用ルールの変更に注意

株主優待券の利用ルールは、年々変更されることがあります。たとえば、ワタミの株主優待券は、以前はランチタイムにも使用できましたが、利用時間や枚数に制限が加わりました。こうした変更が買取価格に影響を与えることもあるため、株主優待券の最新情報をチェックしましょう。

4. オークションやフリマサイトの規約を確認する

メルカリなどのフリマアプリでは、株主優待券の出品自体が禁止されていることがあります。オークションサイトやフリマアプリを利用する場合は、規約を確認し、優待券の出品が許可されているプラットフォームを選ぶようにしましょう。


株主優待券を高く売る方法は?

1. 有効期限が長いうちに売る

有効期限が迫るほど価格が下がるのが株主優待券の特徴です。期限が長く残っているうちに売却することで、高値での買取が期待できます。

2. 需要が高い時期を狙う

長期休暇前(お盆や年末年始、ゴールデンウィークなど)は、交通系やレジャー系の株主優待券の需要が高まるため、買取価格が上がる傾向にあります。このタイミングを逃さないようにしましょう。

3. 買取価格相場を調査する

オークションサイトや買取店の買取価格を事前に比較することで、相場より安い価格で売却してしまうリスクを防げます。特に人気の優待券は需要が高いため、買取価格に差が出やすいです。


高価買取が期待できる株主優待券とは?

1. 定期型の株主優待乗車証

鉄道会社やバス会社が提供する株主優待乗車証は、高額で取引されることがあります。京成電鉄や近畿日本鉄道の全線乗り放題パスは特に人気があり、高価買取に期待できます。

2. 航空会社の優待券

JALやANAの株主優待券は、国内線航空賃が半額になるため非常に人気があります。需要が高い時期であれば、通常よりも高額で買取されることもあります。

3. JRの株主優待券

JR東日本やJR西日本の株主優待券は、営業路線が広く、割引率が高いことから需要が高いです。特にJR東日本の株主優待券は、普段からJRの利用頻度が高い人にとって非常に魅力的です。


まとめ

使い切れない株主優待券を売却することは、賢い選択肢の一つです。売却する際には、使用条件や有効期限を確認し、需要が高い時期を狙うことで高価買取が期待できます。また、オークションサイトやフリマアプリで売却する場合には規約や買取相場を調査し、最適な売却方法を選ぶことも重要です。使わない優待券を有効活用し、少しでもお得に手放しましょう。

ALPSTOREでも株主優待券の買取を行っています。使っていない株主優待券がお手元にある方は、価値が下がる前に一度ご相談していただくことをお勧めいたします。買取のご相談や査定自体は無料となりますので、お気軽に足をお運びくださいませ。