メッキの見分け方とは?注意点やメッキの種類についてご紹介

アクセサリーや貴金属を購入する際、純金やプラチナ製品とメッキ製品を見分ける事は非常に重要です。しかし、その違いを見た目で判断するのは難しいこともあります。本記事では、メッキの見分け方や種類について詳しく解説し、メッキ製品の刻印や特徴に触れながら、偽物の可能性があるケースについてもご紹介します。


メッキとは?その基本概念と特徴

メッキとは、金やプラチナなどの貴金属を表面に薄くコーティングする技術のことです。これにより、見た目は高級感があるものの、内部は安価な金属で構成されている場合があります。メッキ製品はコストを抑えられる一方で、耐久性や価値が純金やプラチナ製品よりも低いのが特徴です。


メッキ製品の見分け方とは?

1. 刻印を確認する

金やプラチナ製品には、必ずと言っていいほど刻印が施されています。本物の金製品には「K18」や「PT950」といった刻印が見られます。一方で、メッキ製品には「GP」(Gold Plated)や「GEP」(Gold Electro Plated)などの刻印が見られることが多く、これがメッキ製品であることを示します。また、「K18GP」や「PTP」などの表示があれば、純金やプラチナの表面にメッキが施されていることがわかります。

2. 色味を観察する

純金製品は、純度が高いほど深みのあるオレンジがかった金色をしています。逆に、メッキ製品は表面に独特のてかりがあり、長期間使用すると色味が薄れたり、剥がれたりすることがあります。

3. 重さを測る

金は非常に重い金属で、他の金属よりも密度が高いのが特徴です。手に持った際に小さいサイズでもずっしりとした重さを感じられる場合は、メッキではなく本物である可能性が高いです。

4. 磁石でチェック

金やプラチナは磁石に反応しない金属です。一方、メッキ製品の内部に鉄やニッケルが含まれている場合、磁石に引き寄せられることがあります。ただし、磁石で判別できないケースもあるため、他の方法と併用する方が安心です。


メッキと張り(クラッド)の違いとは?

メッキと張りの大きな違いは、表面の貴金属層の厚みにあります。メッキは非常に薄いコーティングであるため、使用や経年劣化により剥がれることが一般的です。一方で、張り製品は「クラッド」とも呼ばれ、メッキの100倍以上の厚みがあり、より耐久性に優れています。そのため、張り製品は検査でも貴金属そのものの反応を示す場合があり、判別が難しいことがあります。


メッキ製品でよく見られる刻印の例

メッキや張り製品には、特定の刻印が施されています。以下はその代表例です:

  • GP(Gold Plated): 金メッキ
  • GEP(Gold Electro Plated): 電気式金メッキ
  • GF(Gold Filled): 金張り
  • PTP(Platinum Plated): プラチナメッキ
  • RGP(Rolled Gold Plated): 圧着式金張り

刻印が複数のアルファベットで表記されている場合は、それぞれの意味を確認することで製品の性質を理解できます。


偽物の貴金属によく見られるケースとは?

金やプラチナ製品には、本物を装ったメッキ製品が存在します。それら偽物の特徴についてご紹介します。

1. 刻印だけは本物風に見える

「K18」の刻印があっても、実際にはメッキ加工が施されている製品が存在します。この場合、製品内部が金でないため、価値は大幅に下がります。

2. 実際の純度と刻印が異なる

刻印に表示されている純度よりも金の含有量が少ない場合があります。例えば、「K18」と刻印されていても、実際は12カラットしか含まれていない場合があります。

3. 部分的な金使用

アクセサリーの一部、例えば留め具や接続部分だけが金で、それ以外はメッキであるケースもあります。こうした製品は純金製品としての価値は認められません。


メッキ製品を見分ける際の注意点とは?

専門の道具や知識がなければ、メッキ製品を正確に見分けるのは難しいことがあります。そのため、買取店に査定を依頼し、専門的な検査を受けることをおすすめします。試金石やX線装置、比重計を用いることで、正確な判別が可能です。


まとめ

メッキ製品を見分けるためには、刻印の確認や色味、重さのチェック、磁石を用いた方法などがあります。ただし、一部の製品は見た目では判断がつかない場合もあるため、プロの査定を受けることが確実です。ALPSTOREでは、プロの鑑定士が専用の道具を使って見分けますので、是非ご相談ください。

また、たとえメッキ製品であったとしてもお買取りすることも可能です。他店で断られたアクセサリーもお買取りさせて頂きますので、お気軽にご連絡くださいませ。