シュナイダーの大判レンズをお買取りさせて頂きました。大判カメラのレンズを高価買取するためには?

最近、大判カメラ用のレンズを買取させていただく機会が増えています。特にシュナイダー(Schneider)製のレンズは、高品質で耐久性があることから、フィルムカメラファンやプロの写真家の間でも人気が高く、高価買取の対象になりやすいです。今回は、シュナイダーの大判レンズの買取ポイントを解説しながら、どのようにすれば大判レンズをより高価に買取してもらえるのか、そのコツについてもご紹介します。

シュナイダーの大判レンズとは?

シュナイダーは、ドイツ・クロイツナッハに本社を構える高級レンズメーカーです。国産レンズと並んで世界中のプロ写真家から高い評価を得ており、大判レンズの定番ブランドともいえる存在です。シュナイダーの大判レンズには、以下のような代表的なシリーズがあります。

  • スーパーアンギュロン(Super Angulon): 高解像度かつ広角で、多くの撮影シーンに適している人気シリーズ。特にマルチコーティングされた「MC」モデルや、さらに広角性能を強化した「XL」モデルは高値が付きやすいです。
  • ジンマー(Symmar)シリーズ: 多くの種類があり、マクロ撮影用の「マクロジンマー」や高い収差補正が施された「アポジンマー」は特に評価が高く、買取価格も高めです。
  • その他シリーズ: クセナー(Xenar)、テレアートン(Tele-Arton)、Gクラロン(G-Claron)など、用途に合わせたラインナップが豊富で、シュナイダーならではのコーティング技術により、同一シリーズ内での色再現性が保たれています。

高価買取のためのポイントとは?

  1. レンズの状態を綺麗に保つ
    まず、レンズの状態がいい状態であることが最も重要です。カビやクモリがないことが高価買取の条件となることが多く、大判レンズは前玉と後玉が比較的簡単に取り外せるため、定期的なクリーニングを行うことをおすすめします。特に湿気が多い場所での保管は避け、防湿庫や乾燥剤を利用してカビの発生を防ぐようにしましょう。ただし、クリーニングの際に傷をつけないように注意が必要です。
  2. 付属品の有無
    レンズボードや専用のキャップ、フィルター、場合によっては元箱が揃っているかどうかも査定に影響を与えます。特にレンズボードが付属している場合、取り付けにすぐ使えることから、買取価格が上がる傾向にあります。レンズボードはリンホフ規格のものが人気です。
  3. シャッターの種類
    一部のシュナイダーのレンズにはシャッターが装備されていますが、このシャッターが「コパル(Copal)」か「コンパー(Compur)」であるかが査定に影響します。一般的にはコパルシャッター付きの方が高く評価されやすいですが、コンパーシャッターが好まれる場合もありますので、事前にシャッターの種類を確認しておくと良いでしょう。
  4. レアモデルやXLモデル
    シュナイダーの大判レンズでも、特に「スーパーアンギュロンXL」や「スーパージンマーHM」などの広角・高解像度モデルは、標準レンズと比較して高額査定が期待できます。希少なモデルほど高価買取の可能性が高いので、複数モデルをお持ちの場合は、各モデルの市場価値をチェックしてから査定に出すことをお勧めします。

実際の買取価格の例は?

以下に、シュナイダーの代表的な大判レンズの買取価格例をいくつかご紹介します。これは2024年時点での参考価格ですが、希少モデルや保存状態が良い場合はさらに高値で取引されることがあります。

  • スーパーアンギュロン 47mm F5.6
    【参考買取価格】約5,000円~35,000円
  • スーパーアンギュロン 90mm F5.6 XL
    【参考買取価格】約20,000円~70,000円
  • アポジンマー 135mm F5.6
    【参考買取価格】約10,000円~40,000円
  • スーパージンマー HM 120mm F5.6
    【参考買取価格】約20,000円~70,000円
  • ジンマー S 150mm F5.6
    【参考買取価格】約4,000円~15,000円
  • これらの買取価格はあくまで一例です。ALPSTOREでは他店と比較して高値での買取を行っています。状態や付属品の有無によって価格は変動しますので、査定の際にはできるだけ詳細な情報をお知らせください。

まとめ

シュナイダーの大判レンズは、その品質の高さから多くのフィルムカメラファンに愛されており、高価買取の対象となる場合が多いです。大判レンズの買取価格は、レンズの状態、付属品の有無、シャッターの種類、そしてレンズの種類や希少性などに左右されます。ご自宅で保管されているレンズが買取対象かどうか迷われる方も、まずは査定だけでもご相談いただくと、現在の市場価値を知ることができて安心です。状態が悪いレンズでもお買取り出来ることもあります。

ALPSTOREでは、専門スタッフが丁寧に査定を行い、大切なカメラ機材を世界中の愛好家へと繋げるお手伝いをしています。不要になった大判レンズがありましたら、ぜひ一度ご連絡ください!査定は無料ですのでお気軽にご相談くださいませ。