サントリーの山崎12年をお買取りさせて頂きました。サントリー山崎の中古市場価格が高い理由とは?
今回は山崎12年をお買取りさせて頂きました。2024年9月現在、ピーク時よりも少しだけ相場が落ち着いている状態ではありますが、以前として中古市場の価格は高い推移を維持しています。ここ数年、サントリー山崎の中古市場価格が高くなっている理由についてご紹介します。
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サントリー山崎とは?
サントリー山崎の歴史とは?
サントリーの「山崎」は、1984年3月14日に誕生した日本初のシングルモルトウイスキーです。当時、日本国内ではブレンデッドウイスキーが主流であり、モルト原酒100%で作られるシングルモルトウイスキーは一部の愛好家だけに親しまれていました。二代目マスターブレンダーの佐治敬三は、日本を代表するシングルモルトウイスキーを世界に送り出すというビジョンのもと、「山崎」を世に送り出します。
山崎は、大阪府にあるサントリー山崎蒸溜所で作られています。蒸溜所のある大阪府三島郡島本町には名水百選に選ばれた「離宮の水」が有名であり、山崎はこの水を使用して作られています。この良質な水と独特の気候風土が、山崎ウイスキーに独自の深みと奥行きを与えています。
山崎の魅力・特徴とは?
山崎は、その繊細で複雑な風味に特徴があります。特に「山崎12年」は、ホワイトオーク樽、シェリー樽、そして日本特有のミズナラ樽で熟成された多彩な原酒をブレンドし、甘いバニラや熟した果実の香りが漂う上品なウイスキーです。味わいには奥行きがあり、バニラの甘さと厚みのある樽香が絶妙に調和しています。
また、「山崎18年」や「山崎25年」といった長期熟成の山崎もあります。これらは製造に時間がかかることからより希少性が高く、高額で取引されています。
代表的な山崎の種類とは?
- 山崎12年:甘くフルーティーな香りと厚みのある味わいが特徴。初心者から愛好者まで幅広く支持されています。
- 山崎18年:より長期熟成による複雑な風味と深みを楽しめる。国内外で高く評価されています。
- 山崎25年:年間生産量が限られている希少品で、オークションなどで高額取引されています。
サントリー山崎の中古市場価格が高い理由とは?
品薄状態が続く背景は何か?
近年、山崎を含む国産ウイスキーは年々中古市場での価値が高くなっている傾向があります。その理由の一つには原酒不足があります。ウイスキーの生産には長期熟成が必要であるため、需要が増えてもすぐに供給を増やすことができません。
2010年代にはハイボールブームや、ジャパニーズウイスキーが世界的な品評会で賞を獲得するなど、国内外でのウイスキー需要が急拡大しました。これにより、山崎を含むサントリーのウイスキーが品薄状態となり、結果として中古市場での価値が高くなっています。
市場価格の高騰
「山崎12年」の定価は約15,000円ですが、実際の市場ではその1.5倍ほどの価格で取引されることが一般的です。これは、供給不足に対する需要の増加が大きく影響しています。また、さらに希少な「山崎18年」や「山崎25年」はオークションやプレミアム市場で10万円から100万円を超える価格で取引されることも珍しくありません。
特に、1980年代や1990年代に生産された「向獅子マーク」や「響マーク」が付いた旧ボトルは非常に希少価値が高く、これらはさらに高額で取引される傾向にあります。
サントリー山崎を高く売るコツとは?
1. 付属品を揃えておく
ウイスキーの買取では、箱などの付属品が揃っているかどうかは、査定額に影響します。特にコレクターズアイテムとしての価値が高い山崎は、付属品があることでさらに高値で取引されることが期待できます。
2. 保存状態を保つ
保存状態も重要なポイントです。ボトルやラベルに傷や汚れがないか、ウイスキーの液面が下がっていないかなどがチェックされます。未開封で、購入時に付いていたオリジナルの箱に保管されている場合、特に高い評価を受けることが多いです。
3. 旧ボトルや限定品はプレミアム価格で取引される
1980年代に生産された「向獅子マーク」付きの旧ボトル**や、1990年代の「響マーク」付きボトルは希少性が高く、現行のボトルよりも高額で買取られることがあります。これらの旧ボトルはコレクターの間で人気があり、状態が良ければさらにプレミアム価格での買取が期待できます。
4. 限定ボトルや特別版はさらに高額買取
「山崎55年」や「山崎リミテッドエディション」などの限定品は、通常の山崎よりも高額で取引されることが一般的です。これらのボトルは数量限定で販売されるため、市場に出回ることが少なく、かなり価値が高まっています。
5. 偽物に注意
山崎をはじめ、ジャパニーズウィスキーが人気となったため、高価買取が期待できることから中古市場では偽物のウィスキーも出回っています。これらは、外側の瓶や箱はオリジナルのものを使い、中身だけ粗悪なお酒に入れ替えているものが多いです。偽物はその特性上、中身を入れ替えるために一度開封した瓶を使用するため、蓋や封に着目すると偽物と本物の見分けがつく場合があります。もちろん偽物の場合にはお買取り対象外となりますので注意しましょう。
まとめ
サントリーの山崎12年は、日本を代表するシングルモルトウイスキーとして国内だけではなく世界でも高い評価を受けています。独自の製造工程によって生み出される複雑で上品な味わいが、多くのウイスキーファンからも支持されています。また、近年の品薄状態により市場価格が高騰し、中古市場でも非常に高い価値がつくことが多くなっています。
山崎12年や他の山崎を高値で売却するためには、付属品を揃えること、保存状態を保つことも重要です。また、旧ボトルや限定品は特に高価買取に期待できます。手元に眠っている場合はぜひ一度査定に出してみることをおすすめします。
査定は無料となりますので、お気軽にご相談くださいませ。