
ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブとは?ロレックスの新作発表と2025年の動向について
高級時計業界の最大イベント「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ(Watches & Wonders Geneva、以下W&WG)」が、2025年も開催されます。
毎年、ロレックスをはじめとする世界的な時計ブランドが新作を発表する場として注目を集めるこのイベントですが、2025年はどのような動向が予想されるのでしょうか?
本記事では、W&WGの特徴やロレックスの新作予想を含めた2025年の展望について解説します。
見出し
1. ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブとは?
W&WGは、世界最大の時計見本市であり、スイスのジュネーブで毎年開催されるラグジュアリーウォッチブランドの祭典です。
このイベントはもともと「SIHH(Salon International de la Haute Horlogerie)」として1989年にスタートし、リシュモングループを中心とした高級時計ブランドが集う展示会でした。
一方、スイスにはもう一つの大規模な時計見本市**「バーゼルワールド(Baselworld)」**があり、ロレックスをはじめとするブランドが新作発表を行っていました。
しかし、2020年にバーゼルワールドが事実上消滅し、多くのブランドがW&WGへと移行。
現在では、W&WGが世界最大の時計フェアとなり、ロレックスやパテックフィリップ、オーデマピゲ、タグホイヤーなどのトップブランドが一堂に会する場となっています。
ウォッチズ&ワンダーズの特徴
- ロレックスやパテックフィリップを含む一流ブランドが新作を発表
- 完全招待制のBtoBイベントとしてスタートし、現在は一般公開日も設置
- リアル会場だけでなくオンラインでも新作発表が行われる
- ジュネーブ市内の各所で関連イベントが開催
2025年のW&WGは**4月1日(火)〜4月7日(月)**の期間で開催予定です。
2. ロレックスの新作発表の舞台
ロレックスは、2020年以降バーゼルワールドから撤退し、毎年W&WGと公式サイトで新作を発表しています。
2024年には以下のようなモデルが登場し、大きな話題を呼びました。
- ディープシーのゴールドモデル
- GMTマスター IIに新たなカラーベゼルが登場
- コスモグラフ デイトナの宝飾モデル追加
2025年の新作については、いくつかの重要な節目を迎えることから、特別なモデルの登場が期待されています。
3. 2025年のロレックス新作予想
① デイトジャストの記念モデル
2025年は、ロレックスの代表モデル**「デイトジャスト(Datejust)」が誕生80周年**を迎える節目の年です。
デイトジャストは1945年に登場し、1976年にはオイスターケース誕生50周年記念モデルがリリースされました。
そのため、2025年には特別な記念モデルや、新しいデザインのデイトジャストが登場する可能性があります。
また、ロレックスの王冠マークをモチーフにした文字盤デザインや、過去のクラシックモデルを復刻した限定版が登場する可能性も考えられます。
② GMTマスター IIの「コーク」カラー復活?
1955年に誕生したGMTマスターも2025年で70周年を迎えます。
ロレックスは近年、GMTマスター IIのカラーバリエーションを増やしており、「コーク(赤×黒ベゼル)」の復活が長年噂されています。
過去のロレックス新作発表のたびに「コークカラー復活」が期待されてきましたが、2025年の節目に登場する可能性は十分にあるでしょう。
また、過去に金無垢モデルで採用されていた**「グリーンダイヤル」**の復活も考えられます。
ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンは人気が高く、特別仕様のGMTマスター IIが登場すれば大きな話題を呼ぶでしょう。
③ デイデイトの新世代ムーブメント搭載モデル
2025年は、デイデイト(Day-Date)に新世代ムーブメントが搭載される可能性があります。
現行モデルのデイデイトは2015年に登場し、ムーブメントには「Cal.3255」が採用されています。
ロレックスは毎年のように新世代ムーブメントを開発しており、デイデイトにも新たな技術が導入される可能性が高いでしょう。
特に注目されるのは、レザーストラップモデルの復活です。
クラシックなデザインのデイデイトが再登場すれば、よりフォーマルなシーンでも活躍するモデルとなるでしょう。
④ エクスプローラーのゴールドモデル登場?
2024年には、ディープシーにゴールドモデルが追加されました。
これまでゴールド仕様が存在しなかったモデルに新たな展開が加えられる傾向があり、エクスプローラーにもゴールドモデルが登場する可能性があります。
特に、エクスプローラー Iはシンプルなデザインが特徴ですが、ゴールド仕様の追加により、ラグジュアリー感が増したモデルになるかもしれません。
⑤ ミルガウスとヨットマスター IIの復活
過去に生産されていたモデルが、現代のスペックを備えて復活するケースは珍しくありません。
例えば、**ミルガウス(Milgauss)**は一度生産終了しましたが、2007年に復活しています。
ミルガウスが復活する場合、オメガやチューダーを超える耐磁性能の向上が期待されます。
また、**ヨットマスター II(Yacht-Master II)**の復活もあり得るでしょう。
もし復活するなら、新世代ムーブメント搭載&カラーバリエーションの追加が考えられます。
4. まとめ
2025年の「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」は、ロレックスをはじめとする世界のトップブランドが集結する最大の時計イベントとなります。
特に、ロレックスは2025年にデイトジャスト80周年、GMTマスター70周年を迎えるため、記念モデルの登場が期待されます。
また、ゴールドモデルの追加や、廃盤モデルの復活といったサプライズも考えられるでしょう。
2025年のロレックス新作発表は、時計ファンにとって見逃せないイベントとなりそうです。
今後の動向に注目しながら、正式発表を楽しみに待ちましょう!