
ウィーン金貨とは?コインの特徴や買取の注意点などについてご紹介!
ウィーン金貨(正式名称:ウィーン金貨ハーモニー)は、クラシック音楽の本場・オーストリアで発行されている世界的に人気のある金貨です。美しいデザインで知られ、世界中のコレクターや投資家から高い評価を受けています。この記事では、ウィーン金貨の特徴や買取時の注意点について詳しくご紹介します。
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ウィーン金貨の特徴
ウィーン金貨は、1989年に初めて発行されました。ヨーロッパ唯一の純金製金貨として誕生し、品質と重量はオーストリア政府が保証しています。純度はK24(純金)で、国際的にも信頼性が高い金貨のひとつです。
デザイン面でもウィーン金貨は高く評価されています。
表面デザイン
表面には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地であるウィーン楽友協会に設置されている壮麗なパイプオルガンが彫刻されています。このデザインは、クラシック音楽の都ウィーンを象徴するものです。
裏面デザイン

裏面には、ウィンナホルン、ハープ、チェロ、ビオラ、バイオリン、ファゴットといった6種類の管弦楽器が束ねられたデザインが施されています。上部には「REPUBLIK ÖSTERREICH(オーストリア共和国)」の文字が刻まれ、芸術性と格式高さを兼ね備えています。
ウィーン金貨は、2007年にウィーン商工会議所によって高品質な製品に与えられる「ウィーン・プロダクツ」に正式認定されています。
ウィーン金貨の種類(重さ別)
ウィーン金貨には、以下の4種類のサイズがあります。
- 1オンス(約31.1g)
- 1/2オンス(約15.5g)
- 1/4オンス(約7.8g)
- 1/10オンス(約3.1g)
いずれのサイズも純金製であり、投資用としてもコレクション用としても人気です。重量に応じて価格が異なりますが、基本的には金相場に連動して価格が変動します。
限定記念発行されたウィーン金貨
ウィーン金貨には、通常版とは異なる限定記念金貨も存在します。
1,000オンス金貨(2004年発行)
- 世界でわずか15枚のみ発行
- 重量:約31kg(1,000オンス)
- 直径:約37cm、厚さ:約2cm
- 額面:100,000ユーロ
この超大型金貨は、コレクターズアイテムとして非常に希少であり、取引市場でも高額になることが予想されます。
25周年記念金貨セット(2014年発行)
- ウィーン金貨ハーモニー発行25周年記念
- 特殊な鏡面加工が施されたセット
- 世界限定5,000セット
この記念セットも希少性が高く、通常のウィーン金貨よりも高額査定が期待できます。
ウィーン金貨を買取に出す際の注意点
金貨の状態を確認する
金貨は基本的に未使用状態(ミントコンディション)であるほど高く評価されます。傷や汚れが目立つと減額対象になる場合があるため、取り扱いには十分注意しましょう。
付属品も一緒に査定へ
ウィーン金貨には購入時に付属しているケースや保証書がある場合があります。これらの付属品も一緒に提出すると、査定額がアップする可能性があります。
信頼できる業者を選ぶ
金や金貨の市場価格は日々変動しているため、複数の買取業者に見積もりを取るのがおすすめです。金の専門知識が豊富な業者を選びましょう。
まとめ
ウィーン金貨は、オーストリアが誇る純金の美しい金貨です。高いデザイン性と純度、そしてオーストリア政府の保証により、投資対象としてもコレクション対象としても人気が高いです。
買取を考えている場合は、状態や付属品に注意し、信頼できる買取業者を選ぶことが、高値売却のポイントになります。特に限定版の記念金貨は希少性が高く、高額買取が期待できますので、大切に取り扱いましょう。