SEIKOのスピードマスターをお買取りさせて頂きました世界初のアナログクォーツクロノグラフ時計「スピードマスター」とは?

スピードマスターと言えば、時計好きの方であればオメガのスピードマスターを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、SEIKOにも「スピードマスター」と呼ばれる時計があることをご存じでしょうか? このSEIKOのスピードマスターは、世界初のアナログクォーツクロノグラフ時計という歴史的な革新を成し遂げたモデルでもあります。今回は、このSEIKOスピードマスターの魅力や特徴についてご紹介をさせていただきます。


世界初のアナログクォーツクロノグラフ時計「スピードマスター」とは?

1980年代、SEIKOは量産型のクォーツクロノグラフを数多く発表しました。その中でも1983年に登場したスピードマスターは、画期的な技術と洗練されたデザインが融合した名品として語り継がれています。

  • 30分経過時間計を備えたクロノグラフ:外周の回転ベゼルで1時間までの計測も可能です。
  • スクリューバック式と高い防水性能:当初100m防水で設計され、防水面の信頼性が抜群。
  • 軍用時計としての採用:1984年、7028AクロノグラフがNATO軍に2000個採用され、軍用では金属ブレスではなくナイロンストラップが使用されました。

視認性の高いつや消しマットな黒文字盤と白い表示は、どんな状況でも読みやすく設計されています。このモデルは、イギリス軍用に採用された初のクォーツクロノグラフという点でも特筆すべき時計です。


スピードマスターにはどんな種類がある?

このシリーズには、ジョルジェット・ジウジアーロというイタリアの世界的デザイナーが手掛けたユニークなデザインの時計が存在します。彼のデザイン哲学は、機能性と美しさの融合にあり、多くの時計ファンを魅了しています。現在でも世界の中古市場で人気のある時計が数多くあります。

主なモデルと特徴

  • SSAY068:ボタン部が12時と6時方向に配置され、激しいドライビング中でも誤操作を防ぐ斬新な設計。
  • SSAY048:左右非対称でケースが右側にオフセットされており、走行時にも携帯しやすい工夫がされています。
  • SSBA022:ベゼル部のロータリースイッチでモード切り替えが可能なモデル。ケースとベゼルが一体化した滑らかなデザインが特徴。
  • SSBA018:バイクのハンドルに装着可能な長いベルトを採用。アイデアは飛行機のシートベルトから着想されたもの。

これらのモデルは、機能性だけでなく、個性的なデザインも魅力でコレクターからの人気が高いです。


まとめ

SEIKOのスピードマスターは、世界初のアナログクォーツクロノグラフとして技術革新を象徴する時計です。その実用性や耐久性に加えて、ジョルジェット・ジウジアーロが手掛けたユニークなデザインの時計のシリーズは特に今でも人気が高いです。

今回ご紹介したスピードマスターは、SEIKOの技術力とデザイン力の結晶ともいえるモデルです。お持ちのスピードマスターの買取をご検討の方は、ぜひ当店までご相談ください。お手元の時計について分からない場合でも丁寧にご説明をさせていただきます。査定やご相談は無料ですので、お気軽にご連絡くださいませ。