セリーヌのマカダム柄のデニムバッグをお買取りさせて頂きました。マカダム柄とトリオンフ柄の違いとは?


セリーヌのマカダム柄とは?

セリーヌは、1945年にセリーヌ・ヴィピアナと彼女の夫によってフランスで生まれたブランドです。最初は子供向けの高級靴を作っていましたが、徐々にレディースシューズやバッグ、そしてプレタポルテ(高級既製服)へと展開し、世界中で人気のファッションブランドとなりました。

そんなセリーヌの中でも、一度は歴史を彩ったデザインがマカダム柄です。2003年にデザイナーのマイケル・コースが手掛けたこのデザインは、フランスの道路舗装「マカダム式舗装」が由来で、細かく砕いた石が等間隔に並べられたようなデザインが特徴です。セリーヌの「C」ロゴが繰り返し配置されたこの柄は、ヴィンテージ感あふれるクラシックな雰囲気が魅力です。

ブラウンやブラックのコーティングキャンバスを使ったバッグや財布は、当時のセリーヌを象徴するアイテムとして多くの人に愛されました。しかし、2008年にフィービー・ファイロがセリーヌの新しいデザイナーに就任し、マカダム柄の生産は終了。それでもヴィンテージ市場では人気が再燃し、今でもファッション愛好者の間で根強い人気を誇っています。


セリーヌのトリオンフ柄とは?

セリーヌのトリオンフ柄は、2019年にクリエイティブディレクターのエディ・スリマンが手掛けたデザインです。名前の由来はフランス語で「凱旋」を意味する言葉で、パリの凱旋門を囲むチェーンからインスピレーションを得ています。セリーヌの新しいシンボルとして、このデザインは登場以来、幅広いアイテムに採用されています。

トリオンフ柄の特徴は、二つの「C」が中央で交差するシンプルで上品なデザインにあります。マカダム柄と似ているように見えるかもしれませんが、トリオンフ柄はよりモダンで、立体感を持たせるために陰影が加えられています。このクラシカルかつ洗練されたデザインは、現在のセリーヌの顔として多くのファッションアイテムに使われています。


セリーヌのマカダム柄とトリオンフ柄の違いとは?

マカダム柄とトリオンフ柄は、どちらもセリーヌの歴史に刻まれたデザインですが、それぞれに異なる特徴があります。

マカダム柄は、2003年にマイケル・コースが発表したセリーヌの「C」ロゴが繰り返し配置されたデザインです。クラシックでレトロな印象を与えるこの柄は、ヴィンテージ感が強く、特にブラウンやブラックを基調としたコーティングキャンバス素材がよく使われていました。

トリオンフ柄は、2019年にエディ・スリマンが発表したもので、凱旋門のチェーンをモチーフにしています。二つの「C」が交差したデザインで、陰影が加わり、立体感が特徴です。色合いもマカダム柄より少し落ち着いていて、モダンで上品な雰囲気を持っています。

これらの違いにより、マカダム柄はクラシックな魅力を求める人に愛され、トリオンフ柄はシンプルで洗練されたスタイルを好む方に人気があります。


セリーヌのマカダム柄とトリオンフ柄の違いについて -まとめ-

セリーヌのマカダム柄とトリオンフ柄は、それぞれ異なる時代を象徴するデザインです。マカダム柄はヴィンテージ感が魅力で、独自のスタイルを楽しみたい人にぴったり。一方、トリオンフ柄はセリーヌの新しいシンボルとして、モダンで洗練された印象を与え、今のトレンドに敏感な方に人気です。

どちらのデザインも、それぞれの魅力があり、ファッションアイテムとしてコーディネートに個性を加える存在です。ヴィンテージスタイルを楽しむならマカダム柄、最新のトレンドを取り入れるならトリオンフ柄と、シーンに合わせて選ぶことができるのがセリーヌの魅力です。