ORISビッグクラウンをお買取りさせて頂きました。老舗ブランドのオリスとはどんなブランド?
見出し
時計ブランド「ORIS(オリス)」とはどんなブランドなのか?
今回は、スイスメーカーのオリスのビッグクラウンという自動巻きの時計をお買取りさせて頂きました。
メイドインスイスの代表的な時計と聞くと、ロレックスやオメガなどのブランドの名前が浮かぶ方が多いかもしれません。しかし、そんな中で確固たる独自の存在感を持つブランド、それがORIS(オリス)です。長い歴史を持つ独立系のスイス時計メーカーとして、特に機械式時計にこだわり続けていることで知られています。
機械式時計といえば、手巻きや自動巻きで動く精密な仕組みも魅力のひとつですが、その技術と美しさを手頃な価格で提供するという点で、ORISは他のブランドとは一線を画しています。では、ORISとはどんなブランドなのか、その魅力に迫ってみましょう。
ORISの歴史とは?
ORISは、1904年にスイスのヘルシュタインという場所でポール・カッティン(Paul Cattin)とジョージ・クリスチャン(Georges Christian)によって創業されました。創業当初から、実用的で品質の高い機械式時計を作ることに専念してきました。1938年には、パイロット向けの「ビッグクラウン」が登場し、リューズが大きく操作性に優れたこのモデルは、今もパイロットウォッチの象徴として続いています。
さらに、クォーツ時計が主流となった1970年代の「クォーツ危機」の際にも、ORISはあくまで機械式時計にこだわり続け、その結果、今日でも機械式時計の愛好者から強い支持を受けています。
オリスの機械式時計へのこだわりとは?
ORISの最大の特徴は、機械式時計への揺るぎないこだわりです。多くのブランドがクォーツ時計やスマートウォッチにシフトする中で、ORISは一貫して機械式時計の製造に力を入れています。その象徴とも言えるのが、自社製のムーブメントです。たとえば、自社製ムーブメントの一つである「Calibre 400シリーズ」は、5日間のパワーリザーブや高い耐磁性能を備えた、ORISの革新性を体現したムーブメントとして評価が高いです。
また、すべてのORISの時計は「スイスメイド」の基準を守り、品質管理の厳しいプロセスを経て製造されています。この姿勢こそが、ORISがスイス時計業界で長い間評価されている理由の一つでもあります。
ORISの代表的なシリーズとは?
ORISは、さまざまなライフスタイルに応じたモデルを展開しており、以下のシリーズが特に人気です。
Aquis(アクイス)
ダイバーズウォッチの代表格であるAquisは、高い防水性能を誇り、プロのダイバーでも安心して使用できる実用性を備えています。それでいて、デザインも洗練されており、日常使いにも適した万能なモデルです。
Big Crown(ビッグクラウン)
1938年に登場したBig Crownは、飛行機のパイロット向けに設計されたモデルです。大きなリューズが特徴で、手袋をしたままでも操作がしやすいことから、多くのパイロットに愛用されました。現在もその伝統を受け継ぎつつ、現代的なデザインが加わったモデルが展開されています。
Divers Sixty-Five(ダイバーズシックスティーファイブ)
1965年に発売されたオリジナルのダイバーズウォッチを復刻したモデルで、ヴィンテージなデザインが特徴です。過去の名作を現代に蘇らせ、クラシックな時計を好む方々に支持されています。
Artelier(アーティリエ)
クラシカルでエレガントなデザインが魅力のArtelierシリーズは、ドレスウォッチとしてフォーマルなシーンで活躍します。細部までこだわったデザインと高い技術力が融合した、ORISの職人技が光るシリーズです。
環境保護と社会貢献への取り組みとは?
ORISは、時計作りだけでなく、自然環境の保護活動にも力を入れているブランドです。特に海洋保護に対して深い関心を持ち、限定モデルの販売を通じてサンゴ礁や海洋生物の保護活動を支援しています。「Oris Clean Ocean Limited Edition」など、海洋環境保護に特化したモデルを展開し、時計を通じて地球環境にも貢献しているのが特徴です。
「ORIS(オリス)」とはどんなブランドなのか? -まとめ-
ORISは、スイスの伝統的な技術を守りながらも革新を続ける、真の機械式時計メーカーです。高品質な時計を手頃な価格で提供し、環境保護にも取り組む姿勢は、多くの時計愛好者に支持されています。ORISの時計を手にすることで、その精密な技術とともに、時計の奥深さを感じることができるでしょう。自分に合った特別な一本を、ぜひ見つけてみてください。