OlympusのフィルムカメラOM-1をお買取りさせて頂きました。使いやすいと評判のフィルムカメラOM-1とは?

1眼レフカメラなのに軽量!OM-1とはどんなカメラなのか?

今回は、Olympusのフィルムカメラ「OM-1」をお買取りさせて頂きました。OM-1は、発売当時「世界最小・最軽量の35mm一眼レフカメラ」として注目を集めたフィルムカメラです。現在でも入門機として人気の高いフィルムカメラです。OM-1の歴史や特徴についてご紹介させていただきます。

Olympus OM-1 の特徴とは?

OM-1の主な特徴は、小型軽量でありながらも、非常に高い耐久性と信頼性を兼ね備えている点と言えます。当時としては非常に軽量であり、持ち運びしやすいSLRとして、戦場カメラマンなど、カメラを持ち運ぶことの多いプロカメラマンにも愛用されていました。OM-1のスペックは以下の通りです。

発売年月: 1972年7月

重量: 約700g(ボディのみ)

シャッター: メカニカルシャッター、耐久性10万回

ファインダー: 視野率97%、倍率0.92倍

※ファインダースクリーン交換可能

販売価格: 39,500円(ボディ+ケース付き)

OM-1の開発秘話・歴史とは?

OM-1の開発に至るまでの裏には、オリンパスが歩んできた独自の歴史が関係しています。当時のオリンパスは、1960年代にハーフフィルムカメラの「ペンF」シリーズで成功を収め、カメラメーカー中では、「ハーフのオリンパス」として知られていました。しかし、当時の日本のカメラ業界では東京オリンピック後の不況の影響で、特に国内市場でのカメラ販売が伸び悩んでいる状況でした。このため、オリンパスは海外市場、特に35mmフルサイズが主流のアメリカ市場に焦点を当てる必要がありました。

当時、オリンパスはアメリカ市場に打って出る為、35mm一眼レフカメラの開発を進める決断をしましたが、他社が手掛けている既存の一眼レフカメラは大きくて重いものが主流で、持ち運びにはあまり向いていませんでした。ハーフカメラが得意であったオリンパスの開発チームは、そのノウハウを活かして、持ち運びしやすいSLRを目指して、小型化・軽量化するという挑戦に取り組むことにしました。OM-1は、ニコンの一眼レフの約半分の重量である700gを目標に設計され、カメラ内部の構造を徹底的に見直すことで、小型化・軽量化を見事実現しました。

ちなみにOM-1は発売当初「M-1」という名前で発表されましたが、ライカのMシリーズと名前が類似しているとして、ライカからの要請で「OM-1」という名前に変更しました。この名前の変更によって、その後も続くOMシリーズがスタートしました。

OM-1の当時の評価とは?

OM-1はその新しい機能的な試みなと性能により、発売当時から高い評価を受けました。特に、その軽量さと携行性は、多くのプロフェッショナルカメラマンからも絶賛されています。著名な戦場カメラマンであるドン・マッカランは、OM-1の軽量さが彼の撮影活動に大きな影響を与えたと語り、「OM-1が世界中のカメラマンの肩の負担を軽くした」と語っています。

OM-1は軽くて小型なだけではなく、10万回のシャッター耐久性を誇るなど、プロカメラマンの使用にも十分耐えうる高い信頼性を備えていたため、当時のアマチュアからプロフェッショナルまで幅広い層に支持されることとなりました。

OMシリーズのその後は?

OM-1の成功によって、オリンパスは一眼レフカメラ市場において一定の地位を確立することが出来ました。その後、OMシリーズはさらなる進化を遂げて、次々と新しいモデルを発表します。1975年11月発売のOM-2では電子シャッターが導入され、その後のシリーズOM-3、OM-4ではさらに高度な露出制御など多機能化が図られています。

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