TAG Heuer(タグ・ホイヤー)のセルシリーズの自動巻き時計WG5111をお買取りさせて頂きました。タグホイヤーのセルシリーズとは？
タグホイヤーの人気モデル「セルシリーズ」とは？
今回は、タグホイヤーのセルシリーズの時計をお買取りさせて頂きました。タグホイヤーのセル（S/el）シリーズは、1987年から1999年まで製造された人気のシリーズで、現行のリンクシリーズの前身となるシリーズです。廃盤となった今でも、根強い人気のあるシリーズです。
セルシリーズの名前「S/el」は、「Sports Elegance」（スポーツ・エレガンス）の略で、スポーツとエレガンスを融合させたデザインを意図して作られました。その独自のデザインが人気の理由のひとつです。
セルシリーズの特徴的なデザインとは？
セルシリーズで最も特徴的なのは、そのユニークなブレスレットの形です。このブレスレットは、2つの湾曲したパーツで構成されており、滑らかな曲線を描く形状が特徴的です。このデザインは、背骨を意識して作られており、着用した時の手首にフィットするよう工夫されています。デザインを手がけたのは、エディ・シェプファー（Eddie Schopfer）で、彼はタグホイヤーの2000シリーズも手掛けたデザイナーとして知られています。
また、セルシリーズはF1チャンピオンのアイルトン・セナが愛用していたことでも有名です。アイルトン・セナは、特にデジタルクォーツクロノグラフモデルを愛用しており、このモデルはセナモデルとして特に人気があります。
セルシリーズの歴史とは？
セルシリーズは、1987年に初めて登場しました。「S/el」という名称は「Sports Elegance（スポーツ・エレガンス）」に由来し、その名の通り、スポーツウォッチとエレガントなデザインの融合を目指したモデルです。このシリーズは、タグホイヤーのダイバーズウォッチに必要な6つの特徴を初めて明確に取り入れたモデルであり、その後に登場した4000シリーズというモデルにも大きな影響を与えました。
セルシリーズは、初期にはクォーツモデルを中心に展開され、その後、機械式モデルやクロノグラフモデル、さらにはデジタルクロノグラフなど、多様なモデルラインが追加されました。このシリーズは、1999年に製造を終了し、その後はリンクシリーズへと進化しました。
セルシリーズのモデルと特徴とは？
セルシリーズには、さまざまなモデルがあります。それぞれに特徴についてご紹介します。
S/el クォーツ
メンズサイズ、ボーイズサイズ、レディースサイズの3種類のサイズがあります。ダイヤルやケースのバリエーションも豊富で、ローマ数字のモデルやステンレススチールとゴールドのコンビモデルなど、色々な組み合わせのモデルが存在します。
S/el クォーツクロノグラフ
1990年に追加されたモデルで、1/10秒の精度を実現するETA 251.262ムーブメントを搭載していました。視覚的な奥行きを持つデザインが特徴です。
S/el デジタルクォーツクロノグラフ
1990年に登場し、デジタルとアナログの両機能を備えたモデル。F1チャンピオンのアイルトン・セナが愛用したことで知られています。
S/el 自動巻
1991年に追加され、機械式ムーブメントを搭載。スタンプ加工を施した2段ダイヤルが特徴です。
S/el クロノメーター
高性能を誇るモデルで、シリアル番号が刻印され、シリーズの中でも特に優れた精度を持つモデルです。
S/el レザーシリーズ
1994〜1995年に発表され、標準的なレザーストラップを使用できるようケースの形状が変更されました。
セルシリーズの特別なモデルとは？
セルシリーズには、いくつかの特別なモデルが存在します。
マクラーレン スペシャルエディション (1998年)
クォーツクロノグラフ（Ref. CG1117）で、ケースバックにロン・デニスやミカ・ハッキネンなどのサインが入った特別仕様です。
ジョー・シフェール エディション (1996年)
スイスのF1ヒーロー、ジョー・シフェールの没後25年を記念して制作された200本限定の自動巻クロノグラフ。ダークカラーのダイヤルにシフェールのサインが赤でプリントされています。
クリス・ディクソン アメリカズカップ エディション (1996年)
クリス・ディクソンのアメリカズカップ挑戦を記念して制作された500本限定モデル。
これらの特別なモデルは、タグホイヤーのセルシリーズがスポーツウォッチとしての機能性だけでなく、その時代のアイコンや特別なイベントとも深く結びついていたことを物語っています。
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