エメラルドのプラチナリングをお買取りさせて頂きました。エメラルドの特徴についてご紹介します!

エメラルドとはどんな宝石なのか?

今回は、エメラルドのプラチナリングをお買取りさせて頂きました。エメラルドは、緑色が特徴的なとても人気がある宝石です。エメラルドには、他の宝石とは違った特徴や特性があります。エメラルドについて簡単にご紹介します。

エメラルドの特徴とは?

エメラルドはベリル鉱物の一種です。ベリル鉱物は元々無色の鉱物ですが、微量の元素が含まれることでさまざまな色の宝石に変化をします。たとえば、クロムやバナジウムが含まれると緑色のエメラルドに、鉄が含まれると青色のアクアマリンになります。

エメラルドは比較的脆い(もろい)宝石として知られています。よく宝石の硬さの目安として紹介されるモース硬度についてはご存じでしょうか?モース硬度は鉱物の硬さを表す尺度で、フリードリッヒ・モースが1812年に提案した指標となります。1(最も柔らかい)から10(最も硬い)までの値があります。

エメラルドは7.5~8のモース硬度があり、ダイヤモンド(モース硬度10)やルビーやサファイア(モース硬度9)よりは脆いですが比較的高い値があります。ではなぜ脆いと言われているのでしょうか?

それは、モース硬度が高いというのは、あくまで物質が傷つきにくいという意味であり、これは摩耗や引っかき傷に対する抵抗の指標だからです。一方で、脆い(もろい)というのは、物質が衝撃や圧力に対してどれだけ抵抗できるか、つまり衝撃耐性の低さを意味しています。

エメラルドは他の宝石とは違い、内部にクラック(ヒビ)が多い宝石として知られています。またジャーデン(フランス語で庭の意味)と言われる天然の証でもある内包物も特徴的な宝石です。この特有の内包物やクラックが弱点となって、衝撃が加わるとそこから割れやすくなります。そのため、硬度は高くても、構造的な弱点により脆くなってしまうのです。ですので、取り扱いには十分に気を付ける必要がある宝石となっています。

エメラルドの主な産出国にはコロンビア、ブラジル、ザンビアがあります。特にコロンビアのエメラルドは最高品質とされていて価値が高くなります。

エメラルドの歴史とは?

エメラルドの宝石としての価値は古く、はるか昔、古代から高く評価されてきました。紀元前1500年頃の古代エジプトでは、クレオパトラがエメラルドを愛し、装飾品や魔除けとして使用していました。ローマでは、エメラルドが再生と成長の象徴とされ、高い地位を保っていました。中世ヨーロッパでは王冠や宗教的遺物に使用されていて、16世紀のスペインのコンキスタドール(開拓者・探検者)によって南アメリカの豊富な鉱脈が発見されたことで、エメラルドはヨーロッパに大量に流入しました。

現代に至るまで、エメラルドはその美しさと希少性から高級宝石としての地位を維持し続けています。現在でも新しい産地が発見されることがあり、市場には高品質なエメラルドが引き続き供給されています。

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エメラルドは、クラックや内包物が少ないもの、濃い緑色のものは特に価値が高いとされています。そのほか様々な要因で値段が変わりますので、エメラルドをお持ちでしたら一度査定をしてみることをお勧めします!査定だけで売らないとうことも出来ますので、是非一度足をお運びくださいませ!