赤珊瑚のネックレスをお買取りさせて頂きました!高価買取に期待できる赤珊瑚の見分け方とは?

中国でも人気の赤珊瑚!高価買取になる条件とは?

今回は、赤珊瑚のネックレスをお買取りさせて頂きました。今から10年ほど前には、中国からの赤珊瑚の密漁船が日本近海で珊瑚を乱獲しているというニュースが世間を賑わせていました。それほど中国でも人気の高い「赤珊瑚」ですが、珊瑚にも様々な種類があることをご存じでしょうか?

今回は珊瑚の中でもどのような珊瑚が人気が高く、高価買取になるのか?について少しお話をさせて頂きます。

赤珊瑚が中国で人気の理由とは?

まずは、なぜ赤珊瑚が中国で人気なのかについてお話させていただきますと、中国では赤色は国旗に使われている色だけあって赤色のものが珍重される傾向があります。中国における赤色は、

縁起の良さと祝福: 赤色は中国文化において縁起の良い色とされ、幸運、喜び、繁栄を象徴しています。伝統的に中国の結婚式や祝祭日には赤い服や装飾が用いられるのは、これにより良い運を呼び寄せるためです。

歴史的な象徴: 古代中国では、皇帝が使用する服や宮殿の装飾にも赤色が多用されました。このため、赤色は権力や貴族の象徴とも関連づけられています。

保護と魔除け: 赤色は邪悪な精霊や悪運を払う力があるとされ、中国の多くの宗教や信仰において保護の色として使われています。例えば、春節(旧正月)には赤いランタンを飾り、赤い封筒(紅包)にお金を入れて子どもたちに配る習慣があります。

このような意味合いがあり、人気があります。なので、赤珊瑚のような宝飾品は特に珍重されて高値で取引される傾向があります。

珊瑚の種類で買取価格が変わる?

珊瑚にも様々な種類があり、特に人気のある珊瑚が存在します。ここでは、珊瑚の種類についてお伝えします。赤珊瑚においては、特に赤色が濃いほど高値で取引される傾向があります。中でも、血の色のような濃い赤色の珊瑚はとても人気があります。

血赤珊瑚(オックス・ブラッド)

西太平洋、特に土佐沖で採取される赤珊瑚は、「血赤」とも呼ばれ、その濃厚な赤色が特徴です。この種類は世界中で最も価値があると評価されています。血赤珊瑚はその鮮明な色合いと希少性から、高級ジュエリーとして特に重宝されています。

桃色珊瑚

桃色珊瑚は赤から白に近いピンク色まで幅広い色調を持ち、宝石珊瑚の中で最も大きく成長することが知られています。特に淡いピンク色のものは「エンジェル・スキン」と呼ばれ、その希少性から高い評価を受けています。この珊瑚は日本を含む西太平洋の広い範囲に分布しています。

白珊瑚

白珊瑚は中部太平洋から東シナ海、南シナ海を経てフィリピンやベトナムの海域に広く分布しています。その清楚な白色は多くの人々に愛されており、装飾品やアクセサリーとしての需要があります。

血赤珊瑚はどこの海でも取れるわけではなく、日本近海が主な産地となっているので、10年前の乱獲騒ぎの時には、日本近海に頻繁に中国船がやってきていたという話になります。また桃色珊瑚の「エンジェルスキン」は、ヨーロッパでも人気が高い珊瑚となります。

珊瑚の状態で買取価格が変わる?

赤珊瑚は、状態によっても価値が変わります。珊瑚の状態を表す専門的な用語がいくつかありますので少しだけご説明させていただきます。

フ(白斑・白模様)

「フ」とは、主に日本産の赤珊瑚に見られる白い斑点や模様のことを指します。この模様は珊瑚の骨の部分に相当し、色ムラがない珊瑚ほど美しく評価されます。ジュエリー加工時には、この「フ」が表面に見えないように加工されることが多いです。日本産の赤珊瑚に特有の特徴であり、地中海産の赤珊瑚にはこの「フ」は存在しません。この点からも、日本産と地中海産の赤珊瑚を識別する際の重要な手がかりとされます。

ヒ(クラック・ヒビ)

「ヒ」とは、珊瑚が深海底から引き上げられる際に、水圧の変化で生じるクラック(細かなひび割れ)のことを指します。この「ヒ」は珊瑚の外観や強度に影響を与え、評価を下げる要因になります。珊瑚の表面が滑らかで「ヒ」の少ないものほど高品質とされます。

虫食い

「虫食い珊瑚」とは、海の中で自然に風化し、色が褪せて穴が開いた状態の珊瑚を指します。このような珊瑚は「生木」とは対照的に、価値が低く評価されます。風化により本来の美しさや色彩が失われているため、珊瑚の鑑定においては低く評価される特性です。

大きさや形

大きさや形も重要な要素です。基本的には大きさに比例します。また、歪みが無く、真円に近い形の方が価値が高くなります。基本的には大きくて丸い珊瑚は、指輪に使われることが多いです。ネックレスにする場合、糸を通す穴をあける必要があるため、価値が高い珊瑚はあまり使われない傾向があります。

指輪についている赤珊瑚で注意したい点が一つあります。それは、台座と珊瑚の設置面に、マイナスポイントが隠されていることがある点です。特に「フ」や「虫食い」などが隠れている場合があります。

珊瑚には偽物がある?

実は珊瑚にも偽物が存在します。偽物には価値がほぼないため、特に注意が必要です。偽物の珊瑚は中心部が白いことが多く、また、火をつけた場合にドロドロと溶ける特徴があります。ただし、これらの方法は珊瑚にダメージを与える必要があるため、専門家よる鑑定が最も確実です。

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